ビンゴオムリエ。

 ツマのお腹の中に赤子がいることが判明いたしました。

 ツマの調子が悪いのが、幾日か続く中で、まさかねーなんて言いながら調べたら、ホントにホントとなった格好で、まさにびっくらこきました。

 あれだ、あれしかない、と「当たり」のナイトセッションもすぐに特定できました。

 それにしても急なことでしたが、ツマは原因が特定されて安心したのか、つわりがひどくなってうーむうーむとうなっております。ムスメは、判明した時にツマに説明され、早速、ツマのお腹を指差して「あかちゃ」と言いますが、言ってから自分やワタクシのお腹も指差して「あかちゃ」と得意気に鼻の穴を膨らませています。

 それでもやっぱりある程度理解はしているようで、ツマに言わせると、ちょっときついんだ、と告げてからは「おんぶ」をあまり要求しなくなったと言いますし、ツマが気分が悪くて横になっている時は、神妙に本を読んだりしているようです。君はねえちゃんになるんだよ、すごいんじゃない、とワタクシがカラカイ半分で言うと、ムスメは一瞬きょとんとしてから、ええそうですがそれがなにか、といった澄まし顔を作ります。多分、ものすごくお姉さん風をふかしまくるお姉さんになるのでは、と思います。

 そもそもコドモは母親が妊娠すると物凄く敏感に察知し、なんらかのアクションをとる、と言います。両親が妊娠に気づく前に急に甘えだしたり、わがままになったりと、地震を予知するナマズもかくやというほど鋭いらしい。

 ムスメもそう言えば最近やたらコトバをしゃべってガマンするようになったなあ、なんて感じていたのも、考えてみれば、先日のビンゴなセッションのちょっと後くらいから、と言えなくもないです。もしかしたら、ほんとにさいしょに察知していたのかもしれない。

 それにしても第2子。ワタクシは核家族のひとりっ子で、4人以上で暮らしたことがないし、兄弟のいる生活ってのがまるで実感できません。どんな感じになるのやら。チキンなワタクシははやくもどきどきしております。

 いずれにしてももうしばらくオムリエ道はきわめ続けることができそうです。むはは。